タイ、サンドボックスプログラムによる労働力育成を加速：2025年度までに国家の緊急ニーズに対応する5つの主要分野のコースを承認

タイ高等教育・科学・研究・イノベーション省（MHESI）は、国家の緊急ニーズに応えるため、サンドボックスプログラムを通じて専門的スキルを持つ労働力の育成を進めています。このたび、5つの新しいコースが承認され、2025年度までに実施される予定です。このプログラムは、将来の課題に備える労働力を育成することを目指しています。

今回承認されたサンドボックスプログラムは、次の5つの主要分野を対象としています。

1. 半導体工学コース：IC設計や半導体製造、組立・試験の専門人材を育成し、半導体産業の成長を支援。
2. K-Engineering WiL（職場連携学習）プログラム：職場での実践経験を重視した統合学習プログラムで、学生は卒業前に実務経験を積むことが可能。
3. サイバーセキュリティコース：デジタル産業を支えるサイバーセキュリティの専門人材を育成し、キャリアチェンジ希望者に第2学位取得の機会を提供。
4. 先端バイオメディカルサイエンスおよびヘルスビジネスイノベーションコース：医療機器やワクチン開発などの科学分野での人材を育成し、健康分野のイノベーションを促進。
5. 鉄道システム工学コース：鉄道インフラの拡大を支える専門家を養成し、国内外の鉄道産業を支援。

これらのコースは、国家の重要分野における人材不足を補い、国際的な競争力を高めることを目的としています。すべてのコースは2025年度に開講される予定です。

詳細情報：国家高等教育・科学・研究・イノベーション政策事務局（NXPO）

リンク : https://www.nxpo.or.th/th/