メコン川流域の文化的観光ルートの開発は、BCG農業部門のクイックウィンプロジェクトとして進行中です

     現在、BCG経済モデルは全ての業界で使用されており、生物学的経済学、循環型経済、およびグリーン経済を組み合わせた持続可能な開発方法として採用されています。農業部門や観光部門などでも、BCGモデルが採用され、持続可能な農業ベースの観光ルートが開発されています。最新の取り組みは、ウドーンターニー県における「BCG-NAGA Belt Road」としても知られる、文化的なスティッキーライスのルートを活用した観光ルートの開発です。この地域は、観光と文化的な資源を結びつけて、地元の農家の収入と生活を向上させる目的で展開されています。

     ウドーンターニー県における文化的なスティッキーライスに関連する観光ルートは、タレーブアデーン(赤い蓮の海)、ワットハーイソーク、ワットスワンナーリー、、カムチャノート-プープラーバート歴史公園ダム、ワットパーボーグン、、フアイルアーンダム、プーフォイロム、ターリー石橋など数々の名所が含まれています。ウドーンターニー県のこの地域では、2ヵ所のスティッキーライスに関する文化的観光ルートの開発に取り組んでおり、地域社会の持続可能な観光業を推進しています。1ヵ所目はエコツーリズムを促進するナムパーンダムコミュニティーです。ナムパーンダムコミュニティーはウドーンターニー県サーンコーム区チェンダー郡にあり、スティッキーライ文化とともにエコツーリズムを促進する村のモデルです。ここでは筏に載ってパーンダムを観賞すること、パータム島の水牛を観賞することなどの活動ができます。また、オーガニック農業と総合農業を学ぶこともできます。そこで筏にソーラーパネルが設置されていて、観光客が携帯電話の充電もできるし、扇風機、スピーカー、キッチンなども充実されています。このコミュニティーは現地の廃物された未使用の資源を使って二酸化炭素を少なく出しているコミュニティーです。さらに、スティッキーライスの米(ホームナーカー種、コーコー6種など)も作っていてスティッキーライスに関して学べるところでもあり、スティッキーライスを加工品にして観光を迎えられる地域に開発しています。2ヵ所目はウドーンターニー県クンパワー区チェンウェー郡にある保護観光を促進するバーンチェンウェーコミュニティー企業のホームステイです。ここは大きな水源であるノーンハーン池に近くて、毎年12月から2月にかけて赤い蓮の花がノーンハーン池の全面的に咲くことが由来でノーンハーン池は「赤い蓮の海」と呼ばれています。この観光地にはホームステイ、レストラン、お土産屋などが充実されているので、赤い蓮の海を観にくる観光客や神聖なものを拝む観光客を迎えることができます。さらにスティッキーライスを作るコミュニティーで栽培の実験もできて様々な加工品も作れるところに開発をしています。

      上記で述べた2ヵ所は、「BCG-NAGA Belt Road」プロジェクトのモデルでスティッキーライスに関する文化的資源を活かしてクリエイティブエコノミーを発展させてデジタル技術で持続可能に生産と利益の底を上げられる先駆的なプロジェクトとされています。

2023年5月15日最新情報
出典:National Science and Technology Development Agency
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