タイでの積み替え手続き

     タイへ貨物を輸送する方法は様々な手段で陸路、海路、鉄道、航空などがあります。大量かつ重い貨物を運搬するのに適しており、長距離でありながら速く、料金が安く、多種多様な貨物を時限内に届けることができるため、現在、鉄道を利用した貨物輸送が、国内における主要な流通路となっています。ただし、ルートは決まっているため、柔軟性には欠ける面があります。また、国境を通過する際には関税を支払う必要があります。また、国内各地に貨物を配送するためには、車両の交換が必要で、基本的に2つの主要な運送手段があります。

     国境通過とは、税関の管理下で、タイ国内を通過する輸送のことで、輸送物を一つの税関からもう一つの税関へ輸送することです。輸送の始点と終点は国外にあります。輸送には、積み替え、保管、輸送容器の交換、輸送形式の変更が必要な場合がありますが、これらの行為は、タイを通過中に当該貨物に関する利益を得るため行為または貨物に対する商業的利益のための行為がないことを条件としてに行われなければなりません。現在、国境越えには2つの形式があります。

  • 国際協定による国境通過には次の条件のとおりです。
    • 国境を通過の国際合意に関する、タイ政府とラオス人民民主共和国政府の間の道路輸送に関する合意は、輸送責任者は国境を越える輸送業者と呼ばれ、輸送業者は、陸路輸送の責任を負うために、陸路輸送を行うための認可を交通省から受け取る必要があり、国境を越える輸送のために、国境を越える税関場および輸送ルートに関する合意を履行する必要があります。 
    • タイ王国とマレーシアの国境を越える貨物輸送に関する合意により、タイ国鉄が国境越えの輸送業者として責任を負うことになっています。これは、タイ国内の鉄道によってマレーシアの東海岸からマレーシアの西海岸に向けて輸送される貨物です。(タイ国内の担当税関は、パダンベサール税関とスングガイコラック税関)
  • GATT 1994年 に基づく国境通過の輸送の責任者は国境通過申請者と呼ばれます。 

     積み替えとは、税関管理下で、タイに貨物を搬入している車両から国外へ輸送するために同じ税関で別の車両へ積み替えことです。また輸送の始点と終点は国外にあります。

2018年7月6日最新情報

出典: バンコク港税関事務所 (SorTorKor.)

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