「大麻ハンドブック」観光客向け大麻の正しい利用方法

「大麻ハンドブック」観光客向け大麻の正しい利用方法

     タイは2022年6月9日にアジアで最初に大麻を合法化された。大麻およびカンナビス属の植物から抽出されるエキスを規制する「医薬品管理草本医薬品（大麻）に関する公衆衛生省告示 2022」を発令し、20歳以上の個人が大麻または大麻エキスを所有し、利用し、保管し、輸送し、販売することを認めている。

     大麻の合法化により、大麻製品に対する観光客の関心が高まっている。一方で、保健省は大麻を医療、健康、経済の観点から活用する方針を採用しており、娯楽目的での使用を支持していない。現在、大麻関連法案が審議されており、大麻の適切な利用に関する公衆衛生省の複数の告示が行われている。これには、大麻の栽培、加工、販売には許可が必要で、不正な目的での使用を防止するための規制が含まれている。

     食品への添加物としての使用に関しては、大麻の花の使用は許可されず、大麻成分を含む食品には消費者に通知する表示が義務付けられる。

     ただし、外国人観光客に対して正しい理解を促すため、保健省は以下の「タイにおける大麻に関する観光客向け情報」ガイドを作成した。

1. 個人用途でタイから大麻の種や部品を持ち出したり、持ち込んだりすることは禁止。

2. 大麻の栽培は合法ですが、食品医薬品局の「Plook Ganja」アプリケーションまたは政府のウェブサイトを通じて登録する必要がある。

3. 研究、輸出、販売、商業目的の処理において、大麻の花の蕾を使用するには公式の許可が必要。

4. 20歳未満の個人、妊娠中または授乳中の女性は、医療専門家の監視下でない限り、大麻の使用は認められていない。

5. THC含有量が0.2％以上のエキスや合成THCの所持には許可が必要。

6. 認可されたレストランで大麻を含む料理が提供されている。

7. 承認された大麻関連の健康製品は特定のチャネルを通じて入手可能。

8. 公共の場所、学校、ショッピングモールなどでの大麻の喫煙は違法。

9. 大麻を含む食品や健康製品を摂取した後の運転は控える。

10. 大麻の摂取により重大な健康上の問題が発生した場合は、迅速に医師の診察を受けて治療を受けるようにする。