タイ医師会、医療の質向上へ—法律・マネジメント・テクノロジー・コミュニケーション新カリキュラムを導入

タイ医師会は、医療の質の向上を図るため、法律、マネジメント、テクノロジー、コミュニケーションの分野における知識を強化する新しいカリキュラムを導入しました。これにより、医療従事者が幅広いスキルを身につけ、より質の高い医療サービスを提供できることを目指しています。さらに、医師会は多くの関連機関とMOUを締結し、包括的な問題解決に向けた協力体制を構築しています。

医師会事務総長のイタポン医師は、医師の専門知識の管理に加え、法律、組織管理、デジタル技術、そして効果的なコミュニケーションといったスキルも重要視していると述べました。医師が他の組織と協力しながら、包括的なケアを提供できるよう支援を行っています。

今回発表された新カリキュラムの主な内容は以下の通りです:

  1. 上級管理者向けの「医療ガバナンスコース」
  2. 若手医師のリーダーシップ育成を目指す「医療リーダーシップコース」
  3. 医師と検察官の役割理解を深める「検察官と医師コース」
  4. 12月に開始予定の「医療法コース」
  5. 医療デジタル分野のスキルを強化する「MDX(メディカルデジタルトランスフォーメーション)」
  6. 現代社会に適応した医療コミュニケーションスキルを学ぶ「医療コミュニケーションコース」

また、医師会は「ボランティア医師チーム」を立ち上げ、2,000人以上のボランティア医師が全国84のプロジェクトで30万人以上の患者に医療サービスを提供しており、これには「医療ガバナンス財団」の支援も受けています。

このカリキュラムの導入は、医療従事者が多様な分野でのスキルを習得し、各機関との連携を強化することで、国民に最大限の利益をもたらすことを目的としています。

追加情報:タイ医師会ウェブサイト
リンク:https://www.tmc.or.th/


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