協同教育および職場統合教育促進プロジェクト(CWIE)によるコースの原則と形式

協同教育および職場統合教育促進プロジェクト(CWIE)によるコースの原則と形式

協同教育および職場統合教育促進プロジェクト(CWIE)コースの原則と形式

     Cooperative and Work Integrated Education (CWIE) プラットフォームに沿った協同教育および職場統合教育促進は2564-2570年に向けた国の人材育成・人材開発に応えるために各学校の高等教育計画並びに教育改革計画に取り入れるよう定めた。

CWIEコースの原則 (4 Key Characteristics of CWIE) に以下が含まれている。   

  1. University - Workplace Engagement:高等学校と企業が協力し現在市場・将来市場のニーズに満たした良い人材を育成すること。
  2. Co - design Curriculum:学生の勉強する世界を働く世界と繋げる、共同設計によって構築されたコースで、学術、職業、人生の授業のバランスを作ることがポイント。
  3. Competency  -based Education:問題解決力の向上を中心とした教育で、系統的な実力評価がある。
  4. Experiential - based Learning:実際に働き、それを評価する制度があり企業内での教育を行う工程があること。

CWIEコースの形式                                                                                

  1. セパレート形式 (Separate) 理論を高等学校で決められた期間中に学び、終えたら企業で決められた期間に働くという形式。例)協同教育等。
  2. パラレル形式(Parallel) 高等学校での勉強と企業での労働をそのコースの期間中に交互に進める形式。
  3. ミックス形式 (Mix) 理論を一部高等学校で学び、もう一部は実際企業で労働しながら理論も学ぶという形式。例) ワライラック大学観光・サービス産業技術学部の学習管理のための働き方をベースとする事例研究:サムイ島モデル(Samui Model)など。

     以上のCWIEコースの3つの形式は学生開発に向けてすべて高等学校と企業が共同し行う。

高等学校、企業、学生がCWIEから得られるメリット (Win – win - win Benefit)                                     

高等学校                                                                                     

  1. 市場の要求に合った質の高い卒業生を輩出でき、知識を実践に結び付け、知識を発展させることで、革新的なアイデアや新しい知識を生み出すことに貢献できる。これにより、卒業生は実務に必要な能力と特性を持っているため、仕事を実践することができる(Employability)。
  2. これは教員開発の一つのプロセスであり、教員は、業界見学や産業界との仕事を通じて得た経験を活かし、カリキュラムを改善したり、教育プロセスをより効果的にするために開発したりすることができる。また、高等教育機関と企業が協力し、共同開発や研究サービスのミッションを拡大することもできる。

企業                                                                         

  1. 需要に合致した能力を持った労働力を獲得することができる。
  2. 高等学校からの新しい考え方や技術を学ぶことができる。
  3. 新しい従業員を選別し、訓練する費用が削減できる。そして、直ちに雇用するチャンスも生まれる。

学生                                                          

  1. 業務スキル(Hard skill)や人と共に生きるためのスキル(Soft skill)を含む多岐にわたるスキルが身につき、実際の職場で活躍できる能力とポテンシャルを向上することに繋がる。
  2. 学期終了前に仕事に就く機会が得られる。

 

出典:高等教育科学研究革新省事務次官局、高等教育の品質向上部(QED.)

電話番号:+66 2039 5607

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